Gmkan

(C)渡 航、小学館／やはりこの製作委員会はまちがっている。続

「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」より、由比ヶ浜結衣（以下ガハマちゃん）を製作しました。
アニメ化する前の原作（ライトノベル）からとても好きで追いかけている作品で、特に思い入れの強いこの娘を、作中で感じたイメージをもとに立体化しました。
いつも笑顔を絶やさない元気で優しい面と、自分のための願望や幸せからは一歩引いてしまうような切なさが伝わるといいなあ、、、
と思いながら全体のポーズや指の表情を仕上げています。

ガレージキットとしてガハマちゃんが完成するまでの小話。
多くの方に完成品を見ていただき、イベントでキットをお渡しする所に至るまでに、チーム「ぅらめしぃ〜わっほい」と信頼できる友人仲間の協力がありました。
造型師として原型の造形作業は私が行っていますが、製作開始前からのディレクションとスケジュール管理。
撮影からweb媒体メインのPRなど、原型師では疎かになりがちな部分をチームの仲間にサポートしてもらいました。
あまり知られていませんが、これは商業世界では当然として行われているプロセスで、これによって全体のクオリティが安定していきます。

デコマス（完成見本）製作は日頃よりお世話になっている、わきメカのまつ氏。
フィニッシャー視点からの原型の造形、パーツ構成や分割について初期段階からアドバイスをもらい反映しています。
原作イラストの、立体に落とし込むのが非常に難しいぽんかん先生のタッチの再現にも全力を尽くしていただきました。
(まつさんのwebに彩色にあたっての話も書かれています→http://vivawakimeka.web.fc2.com/)
キット複製も信頼できる業者さんの、ホワイトレジン製。
完成品の見栄えの良さだけでなく、ガレージキットという組立キットを購入した人が「作りやすい」「塗りやすい」「満足できる」いいものを目指しています。